FLET’S 光WiFi のアプリを入れると Android 端末のスクリーンロック・アンロックが遅くなる件

Galaxy Nexus (Android 4.2.2) を使っていて、いつからかスクリーンアンロックに妙に時間がかかるようになっていた。
画面が真っ暗な状態から、電源ボタンを押し、スクリーンロックの画面で PIN 入力をするが、入力後に 2〜3 秒待ってからホーム画面が表示される。
ひどいときには、PIN 入力後に全く操作ができなくなって、15秒くらい経過し、画面がフェードアウトしてそのまま再度スクリーンロックがかかってしまうことも。
また、電源ボタンを押してスリープ状態にしてからすぐに再度電源ボタンを押したときも、画面が復帰するまでに時間がかかる。

だましだまし使っていたが、これは何か明確な原因があるのではないかと思い、真面目に調べてみた。

adb logcat で (というか実際には monitor コマンドで) スクリーンロック・アンロックする時に吐かれるログを調べてみた。

すぐにわかったのが、こんな感じでスクリーンロック時とアンロック時に大量のログが出力されること。
端末を再起動した直後だと少ししか出ないのだが、2、3日使っていると数百行の大量のログが出るようになる。
ログからは具体的に何の処理をして遅くなっているかはわからないけど、とにかく意図した動作である感じはしない。

AppWidgetService といえば Android のシステム側の実装だが、ソースコードを確認してみてもこのようなログを吐いている箇所はない。
https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/android-4.2.2_r1.2/services/java/com/android/server/AppWidgetServiceImpl.java

tag は自由に付けられるので、本当に AppWidgetService が吐いているログとは限らない。
PID を見て、ログを吐いているプロセスを調べる。

jp.e_flets.hikaristation ということは、

FLET’S 光WiFi – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.e_flets.hikaristation

これか。フレッツ・スポットを使っているので、確かにインストールしている。バージョンは 2.0.0。
フレッツ・スポットのエリア内で自動接続してくれるウィジェットなのだが。
試しに FLET’S 光WiFi をアンインストールして数日使ってみたが、問題が解消した。
というわけで一件落着。

さて、こんなことをブログに書くのは別に FLET’S 光WiFi アプリを晒したかったわけではなく、同じ問題を抱えている人の参考になればと思ったため。また、公式にもレポート済みです。直ったら、このエントリにもその旨書きます。


(2014/3/8 追記)

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.e_flets.hikaristation

を見ると 2014年2月27日 にバージョン 2.0.1 にアップデートされたようです。

(2.0.1) ・一部条件下における自動接続の動作
を改善しました。
・一部システムを改善し安定性の向上
をはかりました。

しばらく使って様子を見てみます。


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